• ソーシャルレンディングを知る。

    ソーシャルレンディングの概要とは

    ソーシャルレンディングの基本的な仕組み

    ソーシャルレンディングの基本的な流れは、下記の通りです。

    1. ソーシャルレンディング業者が、ファンドを組成。自社のホームページなどで情報公開し、投資家を勧誘する。
    2. 投資家が、ソーシャルレンディング業者のホームページを通して、ファンドに、出資申込。
    3. ソーシャルレンディング業者は、募った資金を、別の第三者企業(借り手企業)に対して、融資(金銭消費貸借契約による貸付)。
    4. 借り手企業は、ソーシャルレンディング業者に対して、元利金の返済を行う。
    5. ソーシャルレンディング業者としては、借り手企業から収受した元利金を原資に、投資家に対する分配を行う。

    ソーシャルレンディングのメリット

    投資家においては、ソーシャルレンディングに、下記のようなメリットを期待できます。

    • ソーシャルレンディング業者の組成ファンドの期待利回りは、定期預金等と比べれば、極めて高利である。
    • 投資家登録・出資申込・分配金収受に至るまで、投資に関連する諸手続きは、インターネット経由で完結するため、簡便である。
    • 国内のソーシャルレンディング業者の多くが、1万円程度の少額からの出資を受け付けているため、投資そのものを、ごく少額からスタートできる。
    逆に、ソーシャルレンディング業者から資金を借りる借り手企業としては、主に下記のようなメリットを期待し、ソーシャルレンディング業者からの資金調達を検討することとなります。
    • ソーシャルレンディング業者の行う融資審査は、銀行等の従来型金融機関の貸し出し審査と比べれば、柔軟であることが期待できるとされている。
    • 借り入れ元本部分については、期中の分割返済を求められず、満期の一括返済でよいとされる可能性がある(=キャッシュフロー面において、メリットがある)。

    ソーシャルレンディングのデメリット

    投資家としては、ソーシャルレンディングに取り組むにあたっては、下記のような、ソーシャルレンディングならではのデメリットについて、認識をしておく必要があります。

    • ソーシャルレンディング業者は、投資元本の保証をしません。すなわち、投資家は、元本棄損リスクを負うこととなります。
    • ファンドの運行期間中の、途中解約は、出来ません。
    • ソーシャルレンディング投資を経て得た収益は、雑所得に区分され、総合課税の対象となります。このため、給与所得等の高い人の場合、ソーシャルレンディング投資収益に対しても、高い累進税率が課せられる場合があります。
    また、借り手企業にとっても、ソーシャルレンディング業者からの資金調達金利は高いため、この点は、ソーシャルレンディングのデメリットとなり得ます。

    ソーシャルレンディングについて更なる情報収集をする場合

    ソーシャルレンディングについて、さらに深い情報を収集していくならば、ソーシャルレンディング情報専門サイト、ソーシャルレンディング・ラボが参考になる。

    ソーシャルレンディング・ラボ